介護保険を利用した住宅改修について
住まいの介護保険住宅改修・バリアフリーリフォームをお考えの方へ!
住み慣れた家でも、ご高齢になって身体機能が低下すると転倒・転落して亡くなったり、骨折してしまったり、 家の中で高齢者の方が事故に遭う件数は交通事故よりも多くなっています。このような事故を未然に防ぐためにも、お住まいのバリアフリーは重要です。手すりの取付け・段差の解消などの工事は、要介護認定を受けていれば介護保険が適用される場合もあります。
介護保険を利用した住宅改修は、安全・安心に住み慣れた自宅での生活を続けていくために必要不可欠なリフォームです。介護保険を使わない(使えない)場合のバリアフリーリフォームも承りますのでご相談ください。
介護保険を使った住宅改修についてのQ&A
- 介護保険を使って住宅改修をしたいのですが、まず何から始めればよいですか?
- 現在、介護保険の適用を受けている方は、まずは担当のケアマネジャーに現状困っていることを伝え、住宅改修の利用を検討してもらいます。まだ介護保険を申請されてない方は、担当地域の役所で介護保険サービス申請を行って頂きます。
※さいたま市の要介護・要支援認定とケアプランの作成に関してのホームページ - 介護保険が利用できる住宅改修とはどのような工事ですか?
- 廊下や階段、浴室への手すりの設置・段差の解消のためのスロープ設置・滑りの防止のための床材変更・引き戸等への扉の取り替え・洋式便器等への便器取り替え・その他これらの工事に付帯して必要となる工事などが対象となります。
- 住宅改修費のうち介護保険で支給される金額はどのくらいですか?
- 要支援の人も要介護が1~5の人も共通で、住宅改修のための給付は一生涯で上限20万円までです。その1割にあたる2万円が自己負担となります。一度の改修で全額を使いきらない場合は、数度に分けて使うこともできます。ただし、要支援、要介護認定区分が3段階以上あがったときか転居した場合は改めて上限20万円までの給付を受けることができます。
※平成27年8月から、65歳以上(第1号被保険者)で一定所得以上の方は介護保険サービスを利用する時の自己負担が2割になっております。 - 住宅改修を行う場合に気をつける点は?
- 介護保険を利用して住宅改修を行う場合は、工事前に市役所の介護保険課へ申請して 工事内容の審査を受けなければなりません。申請時には、工事費見積書・介護保険被保険者証の コピー・住宅改修理由書・住宅改修承認依頼書・施工図面・工事前の写真(日付入り)などの書類提出が必要となります。申請は、ご本人やご家族だけでなく居宅介護支援事業者や施工業者による代行申請も可能です。
住宅改修(バリアフリーリフォーム)の例
玄 関(外側)
- 外壁やドアまでのアプローチに手すりを設置する
- スロープを設けて段差をなくす
- 玄関ドアを引き戸にする
- 足元灯や玄関灯を設置する

玄 関(内側)
- 靴を着脱するための腰掛けや手すりを設置する
- 段差の解消に踏み台を置く
- 床をすべりにくくする
- 車いすでも出入りしやすいように段差解消リフトを設置する

階 段
- 手すりを設置する
- すべりにくい加工をする
- 夜間の転倒防止に、段差が目立つ工夫をする
- 階段昇降機を設置する

廊 下
- 手すりを設置する
- 部屋のドアを引き戸にする
- 部屋との段差をなくす

浴 室
- 浴室のドアの開口幅を広くして手すりを設置する
- 脱衣所と浴室の段差を解消する
- 転倒防止に床をすべりにくくする
- 脱衣所に腰掛けや椅子を置く

トイレ
- 立ち上がりを楽にするために、洋式に取り換える
- 手すりを設置する
- 介助スペースを設ける
- ドアの開口幅を広くする
- シャワートイレやシャワートイレ便座などに交換する

こころざしリフォームの介護改修工事例

手すり取付
さいたま市のお客様に介護保険住宅改修の手すり設置工事、ケアマネージャーさんを交えて手摺設置場所・取付高さ等を調査してから取付です。

段差解消の引き戸
さいたま市のお客様からご依頼で寝室のドアは開口を広げ、車椅子のままでも問題なく通る事が可能な段差の無い引き戸式にバリアフリーリフォーム。

浴室改修
バリアフリーリフォームを兼ねた浴室リフォームです。段差がきつい浴室を交換するバリアフリーリフォーム及び、手すりの設置を重視しました。